ヤマカワラタンの歴史は長く、1952年に山川ラタン製作所として東京都に創業されました。長い年月をかけて培ったラタンファニチャーの製造技術、品質は世界トップクラスを誇り、様々な国のデザインアワードを受賞しています。歴史的名作である、デンマーク人デザイナーのナンナ・ディッツェル氏によるハンギングエッグチェアをはじめとしたデザイン性の高い製品がそろいます。
ラタンは非常に生命力が強く、大変速い速度で成長します。伸びては倒れ、倒れては伸びる繰り返しの結果、ときに数百メートルにも及ぶ長い姿が形成されます。木材が生長サイクルに50年〜70年を要するのに比べ、ラタンは自生するジャングルが保護されている限り採ったあと5年〜10年で再生します。環境を破壊しない資源といえるのです。
ヤマカワラタンの自社工場はインドネシアの首都ジャカルタから約250kmのチレボン市にあります。チレボン市には港があり、古くからラタンの材料が集まる町でした。ここで輸出されず残った材料で生活用具を作りだしたのがラタン産業の始まりと言われており、現在250社を超えるラタン企業、約3000軒の家内工業者の集中する世界最大のラタン産業地となっております。ヤマカワラタンの籐家具はすべての工程が手作業で行われます。それは、"曲げる・組む・巻く・編む"といった人類古来の手法なのです。
ヤマカワラタン製品は世界最大のラタン産業地インドネシアにある自社工場で製造されています。日本人デザイナーの指導のもと、厳選されたプロの職人がひとつひとつ丹念に作っています。
ヤマカワラタン製品は世界最大のラタン産業地インドネシアにある自社工場で製造されています。日本人デザイナーの指導のもと、厳選されたプロの職人がひとつひとつ丹念に作っています。
フレームはオイルステイン染色。皮籐は編む前に染色しています。トップコートはポリウレタン仕上げです。色のはげ落ちや衣服への移着の心配はありません。
フレームからのホルムアルデヒドの放散量はごく微量です。安心してお使いいただけます。
測定値18.9µg/m2 試験番号601662(厚生労働省 指針値100µg/m2)
シリアルナンバーにより、各製造工程での担当者がはっきりとわかるシステムを採用しております。責任をもって制作されたヤマカワラタン製品であることの証です。
皮籐(籐の表皮)は表面にほうろう質があるため基本的に塗装による着色ができません。ブラウンの染めとナチュラルの2色のみとなります。 皮を剥いだ部材は基本色としてRattan Brown(ラタンブラウン)、Candy Brown(キャンディブラウン)、Natural(ナチュラル)、Brown KJ(ブラウンケージェー)、White Wash(ホワイトウォッシュ)の5色となります。
Natural
Rattan Brown
Candy Brown
Brown KJ
White Wash
通常、編み加工には皮籐または丸芯籐が用いられます。このふたつの材は、編み込み手法においても、その表情においても異なった要素を持ちます。
ひも状の素材である丸芯籐は、それ自体が編み込まれることにより、
優れた立体造形力を発揮します。
基本的には定められた枠の中で、直線的に対辺との往復を繰り返し、
すばらしいテンションをもたらします。